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ノートPC受託3社、今年の業界景気を楽観


ニュース 電子 作成日:2012年2月24日_記事番号:T00035619

ノートPC受託3社、今年の業界景気を楽観

 ヒューレット・パッカード(HP)やデルなどパソコン大手の第4四半期利益が軒並み予測を下回ったことについて、生産を請け負う広達電脳(クアンタ・コンピュータ)、和碩聯合科技(ペガトロン)、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)はそれぞれ「予測範囲内」とし、「ノートPC市場は今年第1四半期が谷底で、第2四半期以降は成長が期待できる」との見方を示した。24日付蘋果日報が報じた。

 クアンタは昨年第4四半期にノートPC需要が落ち込んだ理由について、「景気への不透明感」と「タイ大洪水によるハードディスクドライブ(HDD)供給不足の影響で価格が上昇したこと」を挙げ、現在はHDD不足が解消しつつあることから、今後は需要も回復するとみている。

 ペガトロンは、今年はインテルの次世代プラットフォーム「Ivy Bridge」が4月に、マイクロソフト(MS)の新OS「ウィンドウズ8(Windows8)」が下半期に市場へ投入されると見込まれることから、末端需要が四半期ごとに増加すると予測。コンパルも今年は出荷増が見込めるとしている。

 一方、新光投信の阮宏緒協理は、今年もノートPC需要がタブレット型PCに奪われる趨勢(すうせい)に変わりはないとし、受託メーカーは先行きを慎重に見極める必要があると指摘した。