ニュース 電子 作成日:2012年2月24日_記事番号:T00035622
世界3位のDRAMメーカー、エルピーダメモリは23日、1,500億円(減資幅63.5%)の減資を決めるとともに、普通株発行枠を8億株に倍増させる計画を明らかにした。これについて業界では、通常、減資はその後の増資を伴うため、今回の決定はエルピーダが今後の資金調達を目指したものとの見方が出ている。日本メディアは、米マイクロン・テクノロジーとの資本提携に備えたものと伝えている。24日付工商時報が報じた。
財務危機が明らかとなったエルピーダは、現在世界シェア12%を握っている。同社が撤退した場合、DRAM市場は韓国メーカーの独占状態となり、台湾のパソコン受託メーカーは価格交渉能力が低下するとの懸念もあるが、現在のところエルピーダの出荷に異変は起きていないという。
台湾DRAM大手、南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)の白培霖副総経理は今回の減資について、「エルピーダは既に資金の調達先を確保した可能性がある」と指摘。市場調査会社、IHSアイサプライは、エルピーダとマクロンが提携すれば、そのシェアは計28%となり、韓国ハイニックスを抜いて世界2位となるとしている。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722