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228事件から65年、馬総統「政府の腐敗が原因」


ニュース 社会 作成日:2012年2月29日_記事番号:T00035628

228事件から65年、馬総統「政府の腐敗が原因」

 戦後間もない1947年、国民党政府が台湾住民を弾圧し、約3万人と言われる犠牲者が出た「228事件」の発生から65年を迎えた28日、台北市の二二八和平公園で追悼式典が行われ、馬英九総統が犠牲者と遺族に対し謝罪の言葉を述べた。228事件が起きた原因について馬総統は、「当時台湾はまだ民主がなく、政府が腐敗していたためだ」と話し、「このためわたしは清潔で人権を保障する政府を目指している。われわれの世代の努力によって、前の世代の損失を次の世代の資産に変えたい」と強調した。29日付中国時報が報じた。


謝罪の言葉を述べ、頭を下げる馬総統。演説はすべて台湾語で行った(28日=中央社)

 なお、2月28日に先立って、郝龍斌台北市長の父親である郝柏村元行政院長が「犠牲者が1万人以上というのは不正確で、1,000人くらいではないか」と発言し批判を浴びた。独立派団体の台湾国家聯盟と台湾二二八関懐総会は同日台北市で、郝元行政院長が遺族の感情を逆なでしたとして抗議のデモ行進を行った。