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次期駐日代表、沈斯淳・外交部常務次長に


ニュース 政治 作成日:2012年2月29日_記事番号:T00035630

次期駐日代表、沈斯淳・外交部常務次長に

 総統府は28日、次期駐日代表に3月1日付で外交部常務次長の沈斯淳氏が就任すると発表した。馬英九総統の再選後に現職の馮寄台代表から辞任の申し出があり、馬総統が受け入れた。29日付聯合報などが伝えた。


沈斯淳・次期駐日代表。外交部は沈氏が日本語を何年も独学しており、対日事務にもかかわってきた経験から、就任後の日台関係向上が見込めると強調した(28日=中央社)

 沈氏は常務次長として日本およびアジア太平洋地域との外交業務を担当し、松山〜羽田便の就航や日台間の航空自由化(オープンスカイ)交渉、日台投資協定の調印などに携わっていたという。駐カナダ副代表や駐チェコ代表なども歴任している。

 沈氏は日本語が堪能ではないが、今後勉強を重ねて「赴任後半年以内に日本語で講演できるようにする」との意気込みを示した。だが陳水扁政権時代に駐日代表を務めた羅福全氏は「沈氏は日本語が分からないだけでなく、日台間の事務も理解していない。日本側は失望するのではないか」と厳しい見方を示した。

 駐日代表に就任して約3年半の馮代表は「自身の任務を終えた」と判断したほか、90歳と高齢の母親のそばで過ごしたいとの意向があり、辞任を申し入れていたという。