ニュース 自動車・二輪車 作成日:2012年2月29日_記事番号:T00035640
自動車大手、裕隆集団傘下の華擎機械工業(チャイナ・エンジン)はこのほど、同系列の中華汽車工業(チャイナ・モーター)向け商用車用エンジンの開発に成功し、既に16万台分のエンジンを製造した。今後、中華汽車が出資する福建省の東南汽車工業などに出荷する予定だ。28日付経済日報が伝えた。
裕隆集団は自動車部品のうち大きな比重を占めるエンジンと変速機について、大部分を日本からの輸入に頼っていたが、長引く円高によるコスト上昇圧力の打開策を求め、自社製造比率の向上に努めている。
裕隆集団によると、華擎機械工業は経済部の支援の下、自動車メーカーと共同で自動車の重要部品開発に努めており、自社製造率はかなり高まっているという。さらにエンジンの自社製造を強化することで、今後、台湾の自動車産業の競争力向上につながるとの期待感を示した。
また、30種以上の自動車部品が中台間の海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)に基づくアーリーハーベスト(早期の実施・解決項目)による関税引き下げ対象品目に含まれており、今後続々とゼロ関税が適用されることも競争力を押し上げる見込みだ。
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