ニュース 電子 作成日:2012年2月29日_記事番号:T00035643
宏達国際電子(HTC)が、27日からスペイン・バルセロナで始まったモバイル機器見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」を前に、26日発表したスマートフォンの新シリーズ「HTC One」について、証券会社の反応が分かれている。ただシティグループ・グローバル・マーケッツ(花旗環球証券)は、HTC Oneはサムスン電子の「Galaxy S3」が発売されるまでの数カ月は、ハイエンド市場で注目を集めると予測している。29日付工商時報が報じた。
HTC One。0.2秒AFの高性能カメラと優れたサウンドをアピールしている(HTC提供)
バークレイズ・キャピタル証券の蓋欣山ハイテク産業アナリストは、今年HTCは機種数、ターゲット市場を絞り込むなどブランドポジショニングに大きな改変を加えると指摘。その上でHTC Oneのうち、クアッドコアプロセッサ搭載でLTE(Long Term Evolution)規格対応の「One X」は競合とみられるGalaxy S3やアップルの「iPhone 5」よりも2~6カ月早い市場投入となり、シェア獲得に有利だと述べた。
ただ今回のMWCではLGエレクトロニクスや華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)もクアッドコアプロセッサ搭載機種を発表しており、蓋アナリストは、下半期からの価格競争激化が予想されるとの見解を示した。
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