ニュース 電子 作成日:2012年2月29日_記事番号:T00035647
液晶パネル大手、友達光電(AUO)と奇美電子(チーメイ・イノルックス)は今年、車載用液晶パネルの出荷倍増を見込む。28日付工商時報が伝えた。

彭双浪AUO総経理は、車載用フラットディスプレイの使途は、かつて全地球測位システム(GPS)ナビゲーションシステムのみだったが、近年はダッシュボードや後部座席に設置する娯楽用ディスプレイなどにも広がっていると指摘。車載用製品に進出して約8年の同社は、日本や欧州の大手自動車メーカーのほか、中国自動車メーカーへの出荷も開始し、昨年の出荷枚数は数百万枚に上った。
一方、奇美電は、BMW車全シリーズでの認証を受けており、今年はダッシュボードやオーディオ・ビデオシステム製品向けに出荷を拡大し、BMW最大の液晶パネル供給先になるとみられる。そのほか、フォルクスワーゲン、ゼネラル・モーターズ(GM)、アウディ、ボルボ、フォードなどへも出荷している。
現在、車載用液晶パネルのシェアトップはシャープ(24.5%)で、次いでソニー(18.9%)が2位となっている。AUOと奇美電はそれぞれ、8.1%と3.8%を占め、10位以内に入っている。
市場調査会社NPDディスプレイサーチは、車載用液晶パネルの出荷枚数は2015年に6,500万枚へと、昨年の4,200万枚から増加すると予測している。
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