ニュース 医薬 作成日:2012年3月1日_記事番号:T00035665
医薬品メーカーの健亜生物科技(ジェノベイト・バイオテクノロジー)が販売している経口抗糖尿病製剤「ビッパー(Vippar)」をめぐり、同社が武田薬品工業に損害賠償を求めた訴訟で29日、原告勝訴の最終判決が下された。武田は原告に5,000万台湾元(約1億3,700万円)を支払うよう命じられた。1日付工商時報が伝えた。
両社による訴訟は、2004年にジェノベイトが世育興業(バイタルファーム)と共同でジェネリック医薬品(後発医薬品)としてビッパーを開発したところ、武田が特許を侵害されたとしてビッパーの製造・販売禁止を求める仮処分を申請したことが発端となった。
05年4月の段階でビッパーは行政院衛生署薬政処の認可を得る運びだったが、武田側の圧力で認可が下りず、両社は裁判で特許の有効性を争い、09年になってジェノベイトの特許侵害はないとする判決が下された。特許訴訟に付随する損害賠償訴訟の判決も確定したことで、7年7カ月に及んだ訴訟は終止符が打たれた。
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