ニュース 運輸 作成日:2012年3月2日_記事番号:T00035688
交通部民用航空局(民航局)が1日、松山~ソウル(金浦)線への台湾側の乗り入れ航空会社を中華航空(チャイナ・エアライン)、長栄航空(エバー航空)とすることを決定したことについて、乗り入れが認められなかった復興航空(トランスアジア・エアウェーズ)が猛反発している。2日付工商時報などが伝えた。
復興航空の林明昇董事長は記者会見を開き、民航局による運航枠割り当てについて、「絶対に受け入れられない。監察院(会計監査院に相当)、公平交易委員会(公平会、公正取引委員会に相当)に陳情を行う」と表明した。
林董事長はまた、「馬英九総統は公平で正義がある社会を建設するとしているが、なぜ特定業者を優遇するのか」と述べ、返す刀で「復興航空は特別な保護は必要ない。政府から公平な競争機会が与えられることが必要なだけだ」と訴えた。
これに対し、尹承蓬民航局長は「十分理解している」と述べ、半年以内に国際線の運航枠割り当てやチャーター便審査に関する審査要綱を見直すとともに、今後金浦線の増便が認められた際には、3社目の参入を認める可能性があると説明した。
台湾の現行の審査要綱では、一路線に対し参入は2社までと定めており、3社目の参入を認める場合には、特例として認可するか、法令の見直しが必要となる。
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