ニュース 金融 作成日:2012年3月2日_記事番号:T00035691
台湾土地銀行はこのほど、行政院金融監督管理委員会(金管会)に対し、ベトナム・ホーチミンの駐在員事務所を閉鎖する意向を伝え、既に認可を得た。近くベトナム国家銀行(中央銀行)にも撤退に向けた申請を行う。台湾の銀行がベトナムから撤退するのは初めてとなる。2日付工商時報が伝えた。
土地銀は2006年にホーチミンに事務所を開設したが、6年後の現在まで支店への昇格が認められていない。土地銀経営陣は、中台金融交流が活発化する中、海外資金の有効運用という観点から、ホーチミン事務所の閉鎖を決めた。
台湾銀行業界では、ベトナムに支店を開設している銀行が6行、駐在員事務所を開設している銀行が4行あるほか、台湾銀行が現在、ホーチミンへの支店開設を申請している。土地銀の事務所閉鎖は、台湾銀行業界のベトナム戦略にも微妙な影響を与える可能性がある。
土地銀は先ごろ、中国で2カ所目の支店として、天津支店の設置認可を金管会から取得している。同行は天津支店の開設作業を優先して進めた上で、海外拠点の拡大を再検討する。
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