ニュース 農林水産 作成日:2012年3月3日_記事番号:T00035717
高雄市衛生局は2日、スーパーマーケットなどで抜き打ち検査を行った結果、松青超市(マツセイ)、愛国超市、佳客来生鮮超市、南方園麺館で販売されていた米国産輸入牛肉から、台湾では残留が全く認められていない成長促進剤「ラクトパミン」(通称、痩肉精)が1.3~4.554ppb(10億分の1を示す単位)検出されたと発表した。3日付蘋果日報によると問題の牛肉は台中の業者、全弘公司が昨年7月に輸入したもので、当時仕入れた2万534キログラムのうち、現在回収できたのは233キロのみで、残りは現在追跡調査が行われているが、既に消費された可能性がある。

松青超市で検査を行う係官。米国は台湾の厳しい基準に不快感を示しているが、台湾世論は依然、成長促進剤への拒否反応が強い
(2日=中央社)
全弘公司が輸入した牛肉は、台北市、新北市、台中市、高雄市の卸売業者などに販売され、そのうち新北市に1万2,338キロ、高雄市に4,550キロ、台北市に3,596キロ、台中市に500キロ余りが流入した。
さらに卸売業者を調べた結果、既にほとんどが小売業者へ販売されており、台中市衛生局食品薬物管理科の陳淑恵科長は「輸入から8カ月が経過しているため、既に消費者の口に入った可能性が高い」と語った。
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