ニュース 電子 作成日:2012年3月3日_記事番号:T00035725
ノートパソコンなど受託生産大手、緯創資通(ウィストロン)の林憲銘董事長は2日、中国・四川省成都工場が今月中にも生産を開始することを明らかにした。同工場では、主にデル向けノートPCを製造するとみられる。3日付電子時報が伝えた。
ウィストロンは、重慶工場が既に昨年末に稼動し、ヒューレット・パッカード(HP)や宏碁(エイサー)向け製品を製造しているもようだ。林董事長は先ごろ、今年末には中国内陸部での生産能力が全体の4割に達するとの見通しを示している。
HP、デル、エイサー、聯想集団(レノボ)など大手PCブランドは、重慶から欧州までをつなぐ鉄道の開通などによる利便性から中国内陸部での生産拠点設置を進めている。そのため、ODM(相手先ブランドによる設計・製造)メーカーも重慶、成都などに工場を設ける動きが広がっている。
成都では、仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)の工場も5月に生産を開始する見通しだ。また重慶にはウィストロン、コンパルのほか広達電脳(クアンタ・コンピュータ)、英業達(インベンテック)、鴻海科技集団(フォックスコン)が拠点を構えている。
ただ川上業者からは、内陸部での上質な労働力の不足や賃金上昇スピードの加速などを懸念する声も挙がっている。
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