ニュース 電子 作成日:2012年3月5日_記事番号:T00035758
ファウンドリー世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は5日、張忠謀董事長(80)の後継者候補として幹部3人を執行副総経理兼共同営運長(COO)に昇任させた。張董事長が執行長(CEO)に復帰する2009年6月までの約4年、執行長を務めた蔡力行氏が張董事長と性格が似ていた一方、今回の3人は温厚な性格で、張董事長は自身と異なる、相互補完効果を持つ人物を選んだとみられている。4日付経済日報が報じた。
最も呼び声が高い劉徳音・営運資深副総経理(57、社歴18年)は張董事長が執行長に復帰後、製造プロセス40ナノメートルの歩留まり改善を任されている。従業員にすべきこと、してはならないことを意識させて共にミスを減らす責任を負う管理スタイルで、厳格で有名な蔡氏と大きく異なると言われる。
蒋尚義・研究発展資深副総経理(65、社歴11年)は06年7月にTSMCを定年退職したが、張董事長が執行長に復帰した09年に呼び戻された。社内では「いつもニコニコ」「いい人」と言われる一方、任務は徹底的に実行するという評価だ。00年に0.13マイクロプロセスでIBMを下したほか、この2年、設備投資額を引き上げて研究開発(R&D)に注力する戦略は蒋氏が推したものといわれる。
魏哲家・業務開発資深副総経理(58、社歴14年)はTSMCをロジックICからアナログICに参入させた中心人物で、工場を束ねる経験も豊富だ。張董事長の執行長復帰後に同職に就き、新規顧客開拓やサプライチェーンの拡大など実績を挙げている。
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