ニュース 社会 作成日:2012年3月6日_記事番号:T00035761
「どこからが浮気なのか」というのはよく議論になるところ。これに関し、法廷でこのほど一つの基準が示された。それは「裸でおしゃべりすることは法的には浮気と認められない」というもの。
新北市に住む男性、黄さん(29歳)は9年前にベトナム籍のグエンさんと結婚。しかし昨年5月ごろから、黄さんが仕事から帰るとたびたびベッドのシーツが乱れていたり、家の中のものが移動していたりするようになった。妻に問いただすとひどくあわてた様子を見せたため、「これはあやしい」とにらみ、リビングのテレビに監視カメラを設置することに。
しばらくしてカメラが記録した映像を確認すると、果たしてその中には妻が夫の外出中を利用して見知らぬベトナム人の男を家に引き入れ、2人で浴室から出てきたり、裸で抱き合ったり、妻がパンツ一枚の男の股間に手を伸ばしたりと、明らかな浮気現場が映し出された。
怒り心頭に達した黄さんは、「動かぬ証拠」を手に妻を告訴することを決意した。しかし裁判の結果は意外なものとなった──。
黄さんの妻は法廷で「裸でおしゃべりしていた。股間に手を伸ばしたのはゴムがきつそうだったので確認しただけ」とそれ以上の行為はしていないと主張。しかも相手の男は糖尿病で性的不能だと付け加えた。
また隠しカメラの映像には2人が性交を行う場面や、性交があったことを証明する決定的証拠が写っていなかった。このため、この映像だけを根拠に姦通罪の判決を下すことはできないとの結果で裁判は幕を閉じた。
この判決には、さすがに一般市民からも「そんな道理があるか」など納得が行かないとの声が多数のようだが、法的にはどうしようもないようだ。
訴える場合は、「法的に」動かぬ証拠のご用意を。
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