ニュース 農林水産 作成日:2012年3月6日_記事番号:T00035768
高病原性鳥インフルエンザ(H5N2型)の発生を行政院農業委員会(農委会)が隠ぺいしていたとの疑惑が浮上する中、農委会の陳武雄前主任委員の任期中(2008年5月〜12年2月)に発生した別のH5N2型鳥インフルが、ニワトリの死亡率が低いとの理由で低病原性として処理されていたことが分かった。6日付蘋果日報が伝えた。
農委会によると、08年12月に当時の高雄県でH5N2型ウイルスが検出されたが、低死亡率を理由に低病原性と判断。また10年1月に彰化県でも同様の事例があった。
農委会動植物防疫検疫局の黄国青副局長は5日、台湾は国際獣疫事務局(OIE)の検査基準を判断の参考にし、臨床症状として「死亡率がほぼ100%」であれば高死亡率と判断していると述べた。
これに対し専門家からは「OIEの検査基準は症状と検査方法を説明しているだけで、死亡率を判断基準になどしていない」、「死亡率を判断基準にしているのは世界で台湾だけ」などと批判の声が挙がっている。
今回の問題で最大の責任者として名指しされた陳前主任委員は、「いずれも専門家が低病原性と認定したもので、隠ぺいする必要などなかった」と反論している。
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