ニュース 社会 作成日:2012年3月7日_記事番号:T00035788
ある40代の女性が左耳の中が痛かったりかゆかったりした上、音や声がよく聞こえなかったので耳鼻科を訪れたところ、耳の中にゴキブリの死骸の半分が見つかった。この女性は掃除嫌いで部屋がとても汚く、常時ゴキブリがいたと話しており、寝ている間にゴキブリが耳の穴に入り込み、中で死んだと思われる。その後、女性が耳掃除をした際に無意識に半分だけ取り出したものの、半分は残ったままだったようだ。
女性によると、左耳の不快感は2カ月前に始まった。耳をふさがれているかのように音がこもって聞こえ、耳鳴りまでしてきたので受診した。幸い、残っていたゴキブリの死骸は医師が取り出し、鼓膜も傷付いていなかったため、女性の聴力は無事元通りになった。
ゴキブリなどは人の耳に入った場合、身動きがとれなくなって奥に奥に進んでしまう。鼓膜に少しでも当たると激痛が起こる。医師の推測によると、この女性のケースではゴキブリはおそらく耳の中で1〜2週間は生きていたとか。
ぞっとするこの話、ゴキブリ遭遇率が高い台湾では人ごととは思えない。ただ、万が一耳に入っても、自己流で取り出そうとすると耳の内部を傷付ける恐れがある。サラダ油やベビーオイルなど少量を静かに耳の中に垂らし、ゴキブリを窒息死させてから病院に向かうといいらしい。
しかし、まずは家の中にゴキブリを入れないことが一番だ。ゴキブリは水さえあれば1カ月は生き延びられるため、食べ物や生ゴミをきちんと片付けるほか、風呂場やキッチンの水気を取り除くのも効果的だ。また、カビ、ホコリのほか人間のアカや髪の毛まで食べてしまうので、やはり清潔に保つのが一番だ。とはいえ、どれだけ掃除したとしても、ゴキブリが好む高温多湿、24時間食べ物が溢れている台湾で、ゴキブリを目にすることのない生活は困難な気もする。せめて1日中どこかに隠れていてほしいが、耳の中だけは勘弁してもらいたい。
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