ニュース 農林水産 作成日:2012年3月7日_記事番号:T00035797
行政院が成長促進剤「ラクトパミン」(通称、痩肉精)添加飼料で飼育した牛肉の輸入を解禁する方針を固めたことを受け、行政院衛生署は3カ月以内に食品安全諮詢委員会で残留基準を決定する方針だ。残留基準は10ppb(10億分の1を示す単位)を超えないレベルで設定されるとみられる。7日付中国時報が伝えた。

衛生署の蕭美玲副署長は「各界の懸念や意見を踏まえ、国際的なデータや台湾人の食習慣を参考にしながら、健康リスクを評価し、3カ月以内に国民の健康を守れる残留基準を定める」と述べた。
衛生署は2003〜08年の台湾人の栄養調査データに基づき、成長促進剤摂取に伴う健康リスクを評価することにしている。
行政院は開放を牛肉に限定し、豚肉については、今後もラクトパミンの検出を一切認めない方針を堅持した。背景には台湾の養豚業を保護する狙いがある。
衛生署食品薬物管理局の康照洲局長は「衛生監督官庁としては、ラクトパミンの残留基準は単一で、牛や豚、国別、国内外で差は付けないが、農政官庁は政策的見地から選択的な開放を行うことが可能だ」と述べた。
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