ニュース その他製造 作成日:2012年3月7日_記事番号:T00035802
インドネシア華僑系の製紙大手、アジア・パルプ・アンド・ペーパー(APP)が6日、3月中に文化用紙の3〜5%値上げを計画していると表明した。原料となる木材の国際価格上昇がパルプ価格を押し上げていることが主因。一方、台湾大手の製紙最大手、永豊餘造紙(YFY)、正隆紙業は追随しない考えを示している。7日付経済日報が報じた。
APP傘下で文化用紙販売を手がける亜細亜国際紙業の張錦麒総経理は、今年1月中旬以降、世界的に景気が好転したため、パルプ需要が増え、価格上昇につながっていると指摘。
また中華紙漿(中華パルプ)は、台湾で使用量の多い短繊維パルプは現在値上がりが続いているが、域内の川中・川下業者の経営情況も考慮し、値上げに追随するか検討中だとしている。
現在、米国、欧州、中国の長・短繊維パルプ価格が全面的に上昇しており、フィンランド市場でのオファー価格は長繊維が1トン830ドル、短繊維が銅715ドルとなっている。中国市場でも短繊維が同600ドル台を回復しており、今後も上昇が続く見通しだ。
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