ニュース 社会 作成日:2012年3月8日_記事番号:T00035819
蒋介石時代に台湾の民主化を主張して弾圧された、雑誌『自由中国』の創刊者、雷震氏の33回忌に合わせ、政治大学に同氏の記念館と研究センターが設けられ、7日に落成式が行われた。式典に出席した馬英九総統は自ら看板を掲げ、雷氏の遺族に謝罪と敬意を伝えた。8日付聯合報が伝えた。
雷氏は1897年浙江省で生まれ、京都大学大学院を卒業した。第2次世界大戦後に台湾へ逃れ隔週刊誌「自由中国」を発行していた。同誌は創刊当初は「反共・蒋介石支持」の立場で蒋元総統と密接な関係を築き、雷氏は国策顧問を務めた。しかし、国民党独裁統治に異を唱えたため次第に疎遠になり国民党員の資格をはく奪された。
1960年に新党結成の必要性を訴えて座談会を開催したところ、反乱を扇動したなどとして軍事法廷で懲役10年を言い渡された。出獄後の71年に政府に10大改革を要求し、政治と軍事の改革を通じた民主化を訴えた。79年に死去したが、2002年に陳水扁政権が名誉を回復した。
式典に招かれた娘の雷美琳氏は「(投獄などの)すべての責任を馬総統に押し付けるのは不公平だ。台湾社会のために許すことを選んだ」と話した。
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