ニュース 農林水産 作成日:2012年3月8日_記事番号:T00035823
鳥インフルエンザでニワトリが大量死した彰化県竹塘郷の養鶏場で、経営者が過去半月にニワトリ6,000羽が死んでいた事実を隠していたことが分かった。彰化県動物防疫所は、法律に従い、最高で5万台湾元(約13万8,000円)の罰金処分を下す。感染隠しで罰金処分が下されるのは初めてで、養鶏農家のモラルが問われそうだ。

台北市では卸売市場で抜き打ち検査が行われている(8日=中央社)
8日付蘋果日報によると、問題の養鶏場では6日にニワトリが120羽死んだのに続き、7日にも130羽が死んだ。経営者は6日夜、養鶏場で当初は1万3,500羽のニワトリを飼育していたが、半月で6,000羽が死んだことを明らかにした。死骸(しがい)は市中には流通していないという。
県動物防疫所の郭丑哲所長は「罰金額はウイルスが高病原性かどうか確定した時点で決める」と説明した。
その上で、郭所長は「彰化県内には養鶏場が1,200カ所以上あるが、動物防疫所には獣医が26人しかおらず、感染防止作業は養鶏場からの通報に頼っているのが現状だ」として、養鶏農家に速やかな通報を呼び掛けた。
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