ニュース 農林水産 作成日:2012年3月9日_記事番号:T00035851
政府が先ごろ、輸入牛肉における安全な範囲内の成長促進剤「ラクトパミン」(通称、痩肉精)検出を認める方針を固めたことを受け、政府発表では「豚肉からの検出は従来通り認めない」としたものの、「一国の中に2つの基準を設けることが可能か」と将来的な豚肉からの検出解禁を懸念する全土の養豚農家数千人が8日午後、台北市の行政院農業委員会(農委会)前で抗議活動を行った。中央社が8日伝えた。

養豚農家らはバリケードを踏み倒して激しい抗議を行った(8日=中央社)
養豚農家らは「陳保基(農委会主任委員)辞めろ」「米国の痩肉精出て行け」などとシュプレヒコールを繰り返し、興奮した抗議者が農委会前に設置された防護柵を倒して中に入ろうとしたため、警備に当たった警官と衝突する場面も見られた。
その後、農委会と養豚団体の幹部による話し合いが持たれ、農委会が「食品衛生管理法」の改正が実現しないうちは、ラクトパミン「ゼロ検出」の取り締まりを厳格に実行することを約束し、養豚団体側がひとまず抗議を停止する形となった。
しかし養豚団体は「政府が消費者を犠牲にするようなことをしようとすれば、われわれは徹底抗戦する」とし、すべての肉製品からのラクトパミン検出解禁に反対していく姿勢を示した。
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