ニュース 電子 作成日:2012年3月9日_記事番号:T00035869
米アップルが米国時間7日にタブレット型パソコン「iPad」の最新機種を発表したことを受けて証券業界では、今年のiPad販売台数は前年比約50%増の6,000万〜6,500万台で、依然65%を超えるシェアを維持し、一人勝ち状態が続くとの見通しを示した。これに伴い組み立てを手掛ける鴻海科技集団(フォックスコン)、和碩聯合科技(ペガトロン)、デジタルカメラレンズを供給する大立光電(ラーガン・プレシジョン)、玉晶光電(ジニアス・エレクトリック・オプティカル)、タッチパネルの宸鴻集団(TPKホールディング)など多くの台湾メーカーが恩恵を受ける見込みだ。9日付工商時報などが報じた。
また新iPadでは高い解像度を持つRetinaディスプレイが採用されたことで、高い輝度が要求されることになり、バックライトに使用されるライトバーが従来機種iPad2の1本から2本に増え、単価も上昇するとみられる。このため、ライトバー組み立て世界最大手の台湾表面粘着科技(TSMT)は第2四半期売上高が過去最高を記録する見通しだ。
さらに第4世代(4G)移動通信規格LTE対応となることで出力増幅器(PA)の搭載数が増え、同部品に使用されるガリウムヒ素(GaAs)ウエハーの受託生産を手掛ける宏捷科技(AWSC)、全新光電科技(ビジュアル・フォトニックス・エピタキシー、VPEC)、穏懋半導体(ウィン・セミコンダクターズ)も「勝ち組」となりそうだ。
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