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中正紀念堂の扱い、中央政府が主導権奪回


ニュース 政治 作成日:2007年11月7日_記事番号:T00003588

中正紀念堂の扱い、中央政府が主導権奪回

 
 台北市の台湾民主紀念園区(中正紀念堂)を「国定古蹟」として認定することを求める教育部の提案が6日、行政院文化建設委員会によって承認された。これにより、「中正紀念堂」の表示版や、正面大門の「大中至正」の文字、蒋介石総統の銅像などをどう扱うかなどの主導権は民進党政府が手にすることとなった。7日付中国時報が報じた。

 中正紀念堂は今年5月、教育部によって名称が「台湾民主紀念館」に変更されたが、翌6月立法院で「台湾民主紀念館組織規定」が否決され、台湾民主紀念館の名称が無効になっていた。一方、教育部は中正紀念堂を立法院の承認がいらない「4級機関」に降格した上で「台湾民主紀念館」と改名するなど、混乱が続いていた。

 国定古蹟の認定を受けたことで、今後は教育部の管理下に入るが、野党多数の立法院で関連予算が成立する可能性は低い。なお、陳総統は5月の「台湾民主紀念館」の除幕式で、「大中至正」の文字を「自由広場」に変更する考えを示していた。