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福島原発事故から1年、台湾全土で反核デモ


ニュース 公益 作成日:2012年3月12日_記事番号:T00035880

福島原発事故から1年、台湾全土で反核デモ

 東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故から1年に当たる11日、台湾でも全土で核廃絶を訴えるデモが行われ、参加者は政府に対し第4原発(新北市貢寮区)の即時建設中止、および第1〜第3原発の退役前倒しを求めた。12日付自由時報が報じた。


台北、台中のデモでは原発事故を告げる警報が鳴らされると同時に、参加者が一斉に地面に倒れ込む「ダイイン」も行われた(11日=中央社)

 台北市で行われたデモは、日本の被災者への黙とうを捧げた後、龍山寺を出発。総統府前の凱達格蘭大道(ケタガラン大道)まで行進した。

 高雄市でのデモを主催した地球公民基金会の李根政執行長によると、科学誌「ネイチャー」が指摘する「世界3大危険原発」のうち2基を台湾が占める。

 デモを受けて原発を運営する台湾電力(台電)は、▽台湾の原発を即刻停止すれば、電力供給停止・制限の必要が生じる▽既存原発の退役は政策および法律に基づいて行い、放射性廃棄物の処理は国際的な方策を参考にする▽第4原発は安全を確保した上で運転させる▽蘭嶼の低放射性廃棄物保管場は新たな施設が完成すれば、速やかに移管させる──との声明を発表した。