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レックスチップ、エルピーダ以外にも出荷へ


ニュース 電子 作成日:2012年3月12日_記事番号:T00035897

レックスチップ、エルピーダ以外にも出荷へ

 エルピーダメモリ傘下のDRAMメーカー、瑞晶電子(レックスチップ・エレクトロニクス)は、エルピーダの経営破綻を受け、DRAM出荷先をエルピーダ、力晶科技(パワーチップ・テクノロジー)に限定してきたこれまでの方針を見直し、威剛科技(Aデータ・テクノロジー)にも出荷を開始する方針を固めた。10日付工商時報が伝えた。

 レックスチップは昨年8月以降、生産したDRAMを全量エルピーダに納品している。エルピーダとの取引は現在、すべて現金取引に切り替えられたが、同社が代金を支払えない場合には、Aデータをはじめ、エルピーダ以外に出荷する構えだ。

 レックスチップはまた、当面の資金難を打開するため、60億台湾元(約170億円)の増資を実施することを決めた。同社には現在、エルピーダが64.7%、力晶科技(パワーチップ・テクノロジー)が21.3%を出資しているが、両社はいずれも資金難にあえいでおり、増資引き受けが困難とみられるため、レックスチップの株主構成に変動が予想される。