ニュース 農林水産 作成日:2012年3月13日_記事番号:T00035906
嘉義市のスーパーマーケット、全聯福利中心興業店で販売されていたオーストラリア産とされる牛肉から成長促進剤「ジルパテロール」が検出されていたことが12日までに分かった。ジルパテロールは、これまで問題となってきたラクトパミンに比べ毒性が強いとされる。13日付自由時報が伝えた。
行政院衛生署によると、年初から今月11日までに検査した牛肉219件のうち17%に当たる37件に成長促進剤が含まれていた。このうち、ジルパテロールが検出されたのは嘉義市のケース1件のみで、他はすべてラクトパミンの検出例だった。
ジルパテロールが検出されたのは、裕国冷凍冷蔵(南投県)が「裕国牛肉片」の商品名で出荷したオーストラリア産とされる牛肉で、濃度は0.8ppbだった。現在衛生当局が確認検査を進めている。
嘉義市衛生局は直ちに問題の商品の撤去を命じ、全聯も台湾全土の店舗で同商品を撤去する措置を取った。
これについて、オーストラリアの駐台湾商工弁事処は「オーストラリアは牛にラクトパミンやその他の成長促進剤を使用することを認めていない」として、牛肉の原産地について、安易に結論を下さないように呼び掛けた。
衛生当局は、悪質な業者が産地偽装した疑いもあるため、慎重に確認作業を進める方針だ。
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