ニュース 農林水産 作成日:2012年3月13日_記事番号:T00035907
行政院農業委員会(農委会)が台湾域内の養豚場の豚の体毛や血液を調べたところ、使用が禁止されている成長促進剤の一種「サルブタモール」が検出された。専門家によるとサルブタモールは、最近米産輸入牛肉からの検出が問題となっているラクトパミンに比べ毒性が2,000倍に上ることに加え、動物の体内での残留量、期間が長く、健康への被害はより大きいという。13日付聯合報が伝えた。
このため農委会は12日に養豚場に対する検査強化を発表、14日から豚を出荷する際には成長促進剤を使用していないことを証明する誓約書を添付するよう義務付けるほか、出荷後に検出されれば刑事責任も問えるようにする。
行政院新聞局は域内で使用が禁じられている薬物が検出された場合、2カ月間の検査に合格するまで販売させないと説明した。なお使用が判明した場合、養豚場は3万~15万台湾元(約8万4,000〜42万円)の罰金が科されるが、1年以内に2回以上発覚した場合、25万~125万元に増える。
また行政院衛生署は今後、豚肉を販売する業者の検査を強化し、違反企業に対して6万~600万元の罰金を科した上で社名を公表し、悪質と判断すれば業務停止や法人登記の取り消しを命じる。
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