ニュース 金融 作成日:2012年3月13日_記事番号:T00035911
国泰金融控股の蔡宏図董事長は12日、同社が中国の大手銀行と相互出資に向け交渉を進めることを明らかにした。その上で、第2次馬英九政権が5月に発足した後には、中台間の金融市場開放がさらに進み、出資上限が明確に示されると期待感を示した。13日付工商時報が報じた。
資本提携相手となる中国の大手銀行について蔡董事長は「大型、全国規模で、中国市場に多くの販路を持っていることが望ましい」と述べたが、具体的な銀行名には言及しなかった。ただ、中国の4大国営銀行以外とも交渉を進めていると語った。
提携先の選定に当たっては、国泰世華銀行に協調融資(シンジケートローン)の機会がもたらされること、生命保険の国泰人寿保険の保険商品販売ルートが確保できることなどが条件になる見通しだ。
国泰金控はこれまでに、中国銀行、交通銀行、中国農業銀行、国家開発銀行、興業銀行、中国光大銀行と協力に関する覚書を結んでいる。国泰金控をめぐっては、過去に中国工商銀行による国泰金控への出資説、国泰金控による温州銀行への出資説が伝えられたことがある。
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