ニュース 金融 作成日:2012年3月13日_記事番号:T00035916
中央銀行の彭淮南総裁は12日、立法院での答弁で、中台間の通貨決済について、中国の監督当局が「議題として上程したと聞いている」とし、「近い将来に調印できるのではないか」と述べた。13日付工商時報が伝えた。

彭淮南総裁は13年の任期満了後に続投するかは分からないが、中銀総裁を最後の公職とする意向を説明した(12日=中央社)
彭総裁は「一昨年から大陸(中国)側と積極的にやりとりしている」とした上で、「(立法院の)今会期中に実現するか」との問いには、「そう願っている」と答えた。
一方、彭総裁は台湾に流入する投機資金(ホットマネー)の動向について、外国からの流入資本2,200億台湾元(約6,100億円)のうち、500億元の使途が不明だが、その規模は昨年初めの3,000億元よりは減少していると指摘した。
その上で彭総裁は、「昨年引き揚げられた投機資金は、今年に入り戻りつつある。為替相場の急激な変動を招きやすいため、中銀としては、為替市場の秩序を保つのが職責だ」と強調した。
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