ニュース 電子 作成日:2012年3月13日_記事番号:T00035919
市場調査会社、ウィッツビュー・テクノロジーはこのほど、日系ブランドメーカーの生産委託拡大に伴い、今年は台湾液晶パネルメーカーのテレビ用パネル出荷で成長が見込めるとレポートした。パネル大手2社のうち、奇美電子(チーメイ・イノルックス)のテレビ用パネル出荷目標は今年、前年比7%増の4,700万枚、友達光電(AUO)は前年比12%増の3,650万枚となっている。13日付工商時報などが報じた。
奇美電は親グループの鴻海科技集団(フォックスコン)を通して、ソニー、シャープ、パナソニックの2番手サプライヤーとなっているほか、船井電機にとっては最大のパネル供給元となっており、日系ブランドの外部委託拡大により最も恩恵を受けるとみられる。
なおウィッツビューによると、パナソニックは自社ブランドテレビ向けの液晶パネル出荷枚数を300万~500万枚に引き下げ、外部からの調達比率を引き上げることを計画しており、奇美電への発注量は昨年の30万枚から10倍の300万枚へと大幅増になりそうだ。
ただ2012年の世界テレビ市場全体としては、外部委託により生産される製品の割合は33~34%で、11年と同水準を維持するとみられる。

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