ニュース 電子 作成日:2012年3月13日_記事番号:T00035924
ファウンドリー大手、台湾積体電路製造(TSMC)と聯華電子(UMC)は、28ナノメートル製造プロセスの需要増に伴い、生産能力拡充を加速している。13日付工商時報が報じた。

TSMCは最近、28ナノプロセスの良品率に向上が見られるが、顧客が満足できる水準ではなく、生産量を増やして納期に間に合わせざるを得ない。一方のUMCも、いまだ28ナノプロセスの良品率は低い。ただ米テキサス・インスツルメンツ(TI)、クアルコムなどから既に受注しており、今年半ばに量産して出荷遅延を起こさないためには、生産能力の拡張が必須だ。証券会社などによると、TSMCは今年の設備投資計画を60億米ドルから68億米ドルに、UMCも20億米ドルから22億米ドルに増額する可能性がある。
証券会社によると、28ナノプロセスは上半期いっぱい歩留まり向上が課題となり、今年を通じて供給不足の状況が続く見込みだ。28ナノプロセスは今年、世界のモバイル機器向けコアチップ、グラフィックチップ、FPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)メーカーが消費電力を抑えるため、相次いで全面採用を進めるとみられる。
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