ニュース 社会 作成日:2012年3月14日_記事番号:T00035928
バラエティー番組の司会などを務めるタレントの呉宗憲(49)が、自身が出資する会社の発光ダイオード(LED)製品の架空取引をでっち上げ、取引先の経営者と共謀し、取引先企業の資金1,250万台湾元(約3,600万円)を不正流用したとして、検察当局に業務上横領罪などで起訴された。14日付蘋果日報が伝えた。

呉被告は14日記者会見を開き「違法なことはやっていない」と繰り返した(14日=中央社)
起訴状によると、呉被告は2008年にLED関連メーカー、阿爾発科技の株式50%を取得して自ら董事長に就任。09年1月に紡織メーカー、聯明行動科技と総額1億8,000万元相当のLED製品を納入する架空取引の契約を結び、聯明は前払い金として、6,000万元の手形を振り出した。
呉被告はそのうち4,000万元分の手形を現金化し、LED製品生産以外の目的に流用。手形の支払い期日が迫ると、不渡りを恐れ、2,750万元を聯明に返還。残る1,250万元は聯明が会社資金で埋め合わせし、残る2,000万元分の手形は、主犯の聯明行動科技董事長、許豊揚被告が現金化し、私的に流用した。その後、09年3月に両社の契約は解除された。
呉被告は、返還しなかった1,250万元は設備や原材料購入に充てたが、生産能力が契約条件に達しないことが判明したため、聯明との契約を解除したと主張し、犯行を否認した。
検察は許被告に懲役15年を求刑したが、共犯の呉被告については、求刑を行わなかった。
呉被告は昨年7月、台北地検の事情聴取を受けた際、「罪は犯していない。犯罪行為があれば、必ず芸能界を引退する」などと語ってが、起訴後は芸能界引退には触れていない。
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