英エコノミスト誌の調査機関、エコノミスト・インテリジェンス・ユニット（ＥＩＵ）が13日発表した、世界の120都市を対象とする2012年都市競争力ランキングによると、台北は世界37位、アジアでは８位だった。首位はニューヨーク、２位はロンドン、３位はシンガポールだった。なお、日本からは６位に東京がランクインした。14日付中国時報が報じた。
同調査は、世界各都市の競争力を点数化したもので、▽経済力▽物的資本▽金融の成熟度▽制度の有効性▽社会的・文化的特徴▽人的資本▽環境・自然災害リスク▽世界への訴求力──の８大項目で評価を行う。
なお、台北でもっとも順位が高かったのは「世界への訴求力」の19位だった。一方、「社会・文化的特徴」と「環境・自然災害リスク」の点数が低く、上位60位から漏れた。
総合順位の上位30都市のうち欧米の都市が24都市を占めたが、経済力の点数だけを見れば、１位は中国・天津で、上位20都市のうちアジアから15都市がランクインし、そのうち中国が12都市だった。
