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「サムスンに負けるな」、LED照明で台韓激突


ニュース 家電 作成日:2012年3月14日_記事番号:T00035944

「サムスンに負けるな」、LED照明で台韓激突

 発光ダイオード(LED)照明市場では最近、サムスンLED、LGエレクトロニクスが7ワット(W)LED電球を20米ドルを下回る価格で発売するなど、韓国勢に攻勢が目立つ。サムスンは年内に10米ドル以下の製品を投入すると予告している。最大のターゲットは巨大市場・中国で台湾企業との激突が予想される。

 こうした中、LEDパッケージング(封止)最大手、億光電子工業(エバーライト・エレクトロニクス)は、特にサムスンLEDをライバル視しながらも、十分に競争できるとの立場だ。

 14日付工商時報によると、エバーライトの葉寅夫董事長は「価格性能比や技術力では劣っておらず、団体戦では負けるとは限らない」と述べた。

 エバーライトは現在、自社ブランド事業に積極的に参入している。葉董事長は「価格競争では、川上から川下まで力を合わせてコストダウンに取り組めば、ライバルを痛打することができる」と指摘した。

 ただ葉董事長は、「LEDによる省エネ教育、環境保護効果が価格競争よりも大切で、自ら価格競争を仕掛けることはない」とした。

 一方、葉董事長は、韓国政府によるLED産業支援策を念頭に、「LED照明を省エネ家電と同様、消費補助政策に含めるべきだ」と台湾政府に要求した。