宏碁（エイサー）は14日、ジェレミー・リン（林書豪）が所属する米ＮＢＡのニューヨーク・ニックスとスポンサー契約を結んだと発表した。契約金額は明かされていないが、業界相場では１億米ドルを超えるとみられている。エイサーが台湾出身・台湾系のプロスポーツ選手や所属チームと広告契約するのは野球の王建民、ゴルフの曽雅妮（ヤニ・ツェン）に次いで３件目だ。15日付聯合報が伝えた。
ニックスの試合会場に登場したエイサーのロゴ（同社提供）
エイサーは今シーズン（2011〜12年）中にニックスの本拠地マディソン・スクエア・ガーデンで開催される全試合で、自社の広告看板を設置する。
リンとのスポンサー契約をめぐってはライバルの華碩電脳（ＡＳＵＳ）も意欲を持っていたとされる。同社はリンの知人らを通じて可能性を探っていたが、チームごと契約したエイサーにさらわれた形だ。
なおこれまでにタイヤ大手、正新橡膠工業も、今シーズンのニックスの試合で自社ブランド「マキシス（MAXXIS）」の広告看板設置するスポンサー契約を決めていた。
