ニュース 食品 作成日:2012年3月16日_記事番号:T00035998
昨年、食の安全を揺るがした可塑剤事件で、中華民国消費者文教基金会(消基会)は15日、568人の消費者とともに、可塑剤を含む乳化剤を生産・販売してした昱伸香料(新北市中和区)、賓漢香料化学(同市土城区)、および川下の業者37社を相手取り、78億7,247万台湾元(約220億円)の損害賠償を求める集団提訴を行った。消基会による集団損害賠償の請求額としては過去最高だ。16日付自由時報などが報じた。

消基会は「子供の健康を願って商品を買ったのに、かえって子供の健康を脅かすことになり、多くの親が怒っている」と業者を批判した(15日=中央社)
事件は昱伸と賓漢が有害可塑剤を含んだ乳化剤を川下の飲料・食品メーカーに卸していたもので、食品業界に大きな打撃を与えた。両社の責任者は一審で有罪判決を受けている。
消基会によると、賠償請求をする原告が最も多い企業は健康食品「威敏」への可塑剤混入が問題となった百晟生物科技で143人。食品最大手、統一企業に対しても「LP33膠嚢(カプセル)」、「宝健運動飲料」などへの可塑剤混入で15億元以上の賠償金を求めた。
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