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天仁が輸入の西洋人参、殺虫剤DDTなど検出


ニュース 食品 作成日:2012年3月16日_記事番号:T00036000

天仁が輸入の西洋人参、殺虫剤DDTなど検出

 行政院衛生署食品薬物管理局は15日、茶葉販売チェーン、天仁茶業がカナダから輸入したアメリカニンジン(西洋人参)製品を税関でサンプル検査したところ、台湾で使用が禁止されている農薬が、ティーバッグと粉末から6種類、スライス片から5種類検出されたと発表した。特にスライス片からは世界的に40年以上使用が禁止されている殺虫剤ジクロロジフェニルトリクロロエタン(DDT)が検出された。問題の製品700キログラムは返送または廃棄の措置が取られる。16日付聯合報などが伝えた。


天仁は、農薬検出の製品はすべて返送し、市場には流出していないと強調した(15日=中央社)

 このうち、DDTは0.1ppm、ペンタクロロニトロベンゼン(PCNB)は2.67ppmが検出された。いずれも食品への含有は認められていない。

 同社は最近、品質管理検査で、カナダ産のアメリカニンジン製品から農薬が検出されたため、商品を自主回収している。

 同社の広報担当者は「検出量は漢方薬としての残留基準を満たしていたが、商品にはわずかでも汚染があってはならないとの方針から、回収を決めた」と説明した。