ニュース 農林水産 作成日:2012年3月19日_記事番号:T00036014
行政院農業委員会(農委会)動植物防疫検疫局の黄国青副局長は19日、鳥インフルエンザH5N2型ウイルス発生が疑われる台南市官田区の養鶏場のニワトリ8,400羽に追跡検査を行ったが陽性反応が出ず、再度抜き打ち検査をしていると説明した。同じくH5N2型ウイルスの疑いがある善化区の養鶏場は6,800羽がすべて殺処分されたため検査できない。中央社が19日報じた。

黄国青・動植物防疫検疫局副局長。善化区の養鶏場は21日間の消毒処理などを経ないと再開できない(19日=中央社)
黄副局長によると、同局が宜蘭および屏東の食肉処理場で調査を行った際、獣医から一部のニワトリに異常が見られ、ウイルス感染が疑われると報告を受けた。このため追跡調査を行ったところ、これらニワトリが台南市官田区と善化区の養鶏場で飼育されたものであることが分かったという。
台湾では2月以来、今回のケースを除いても既に5カ所の養鶏場で鳥インフルエンザ感染例が報告されており、この間に7万5,000羽が処分されているが、6,000羽の流通先が不明となっている。
なお農委会が鳥インフルエンザ発生の事実を故意に隠したのではないかとの疑惑が出たため、行政調査の結果が19日にも発表される見通しだ。しかし農委会主任秘書が招集したメンバーによる調査で、「客観性を欠いており、真相究明や責任の追及は期待できない」と指摘する声もある。
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