ニュース 金融 作成日:2012年3月19日_記事番号:T00036015
金融大手の国泰金融控股は16日、400億台湾元(約1,100億円)規模の新株または海外預託証券の発行と、4億米ドル規模の海外転換社債の発行により、最大で520億元の調達を計画していると発表した。国泰金控発足以来で最大の資金調達となり、中台の金融機関による相互出資に向けた準備とみられている。17日付工商時報が伝えた。
今回の資金調達計画は、6月の株主総会での決議を経て、行政院金融監督管理委員会(金管会)に申請が行われ、早ければ年内にも完了する構えとされる。増資後の資本金は1,136億元となり、台湾の金融業界では、中国信託金融控股(1,144億元)に次ぐ規模となる。
国泰金控の広報担当者は「資金調達は業務拡張と資本の拡充が目的だ。業務拡張には投資、合併・買収が含まれる」とした。
国泰金控の蔡宏図董事長は先ごろ、中国の大手で全国規模の銀行と相互出資を行うことに前向きな姿勢を示しており、資金調達計画は中台間での相互出資に向けた布石と受け止められている。
一方、国泰世華銀行は16日、山東省青島市に支店開設を申請することを董事会で決議した。中国での支店は上海に続き2カ所目となる。台湾の金管会の認可を経て、中国側に申請を行うことになる。
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