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欣中天然ガス、JXの燃料電池導入を計画【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2012年3月19日_記事番号:T00036022

欣中天然ガス、JXの燃料電池導入を計画【表】

 台湾3位の天然ガス事業者、欣中天然気は、JX日鉱日石エネルギーから燃料電池技術を導入することで提携を結ぶ計画を明らかにした。同社の天然ガスと燃料電池を組み合わせ、まずは台中の建設会社での調達に向け交渉を行う。その後、地域コミュニティーや一般家庭への普及も図りたい考えだ。19日付工商時報が報じた。

 欣中は台中市の一般家庭約30万世帯に天然ガスを供給しており、昨年の売上高は23億台湾元(約65億円)だった。

 趙希平・同社総経理は、「燃料電池は天然ガスを燃料として家庭で発電が行え、料理、洗濯などに利用できる完全に汚染のないエネルギーだ」と説明。地域コミュニティーで燃料電池システムを採用した場合、電気料金を30%節約できるという。

 なお、JX日鉱日石エネルギー・システムインテグレーテッド推進事業部の高見博・部長級は、日本と台湾の一般家庭での燃料電池普及に向け、さらなる小型化、低価格化を進めると強調した。

 なお高見氏によると、日本における燃料電池販売台数はこれまで年間5,000台程度にとどまっていた。しか原発事故の発生した昨年は1万3,000台へと急増、今年は2万台が見込めるという。