ニュース 電子 作成日:2012年3月19日_記事番号:T00036027
液晶パネル大手、奇美電子(チーメイ・イノルックス)は16日の董事会で、新董事長に段行建執行長を選出した。執行長も引き続き兼任する。17日付工商時報は、奇美集団が奇美電の経営から手を引き、鴻海科技集団(フォックスコン)も一線を画す姿勢を表明した中、段氏の董事長就任は奇美電が自社独自の判断に基づく経営を行っていくことを意味すると報じた。
同社は昨年12月、奇美集団出身の廖錦祥前董事長が健康問題を理由に辞任。奇美集団はその際、今後は投資家の役割となり、奇美電の経営からは手を引く意向を示した。一方、鴻海集団も、「奇美電は郭台銘董事長の個人的な投資であり鴻海とは関係ない」と表明し、ともに董事長を自社グループから出すことを拒んだ。
こうした中、奇美電の債務問題に関連して、銀行団が3月中の新董事長選出を求めたことから、それまで就任を拒んでいた段氏が最終的に就任を受諾し、かつて群創光電(イノルックス・ディスプレイ)を育て上げた手腕の発揮が期待されることとなった。
なお、奇美電は依然奇美集団が出資比率約17%の筆頭株主で、鴻海集団が約12%の2位株主だ。
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