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ペガトロン、昨年は最終黒字


ニュース 電子 作成日:2012年3月20日_記事番号:T00036055

ペガトロン、昨年は最終黒字

 電子機器受託メーカー、和碩聯合科技(ペガトロン)の2011年第4四半期の粗利益率は3%以上、純利益は前期比166%増の9億7,500万台湾元(約27億5,000万円)となった。これにより、通年で1億1,000万元の純利益を計上し、最終黒字を達成した。20日付工商時報が報じた。

 同社の今年第1~2月の連結売上高は、昨年1~2月が低水準だったことから、前年同期比98%の972億6,300万元となった。第1四半期の見通しについて業界関係者は、タイ大洪水によるハードディスクドライブ(HDD)不足で、昨年第4四半期に予定されていた一部製品出荷が今期にずれ込んでおり、また川下の在庫水準も低下していることから、ノートパソコン出荷台数の前期比減少幅は10%以内と、当初予測の同15~20%より縮小すると予測した。

 第2四半期の見通しについてペガトロンは、インテルの次世代プラットフォーム「Ivy Bridge」の4月市場投入が見込まれるなどプラス要素はあるものの、HDD不足を心配した顧客が第1四半期に多めに発注を行った可能性もあることから、末端市場の販売状況を観察する必要があると慎重な見方を示した。ただ、米アップルからのiPhone受注が安定していることから、今年通年では増益が見込めると証券会社は予測している。