光ディスク製造最大手の中環集団（ＣＭＣマグネティクス）と富士通の合弁で、大型液晶ディスプレイ（ＴＦＴ─ＬＣＤ）のバックライト生産を手掛ける富士光科技は、生産拡大を目的に年末に中国福建省アモイに新工場の設置を計画している。７日付経済日報が報じた。
富士光は2005年の設立当初、顧客は友達光電（ＡＵＯ）のみだったが、技術向上により、今年はシャープ、京セラなど日系企業からの受注を獲得し、受注量が大幅に増加した。アモイ工場では、友達向けの生産を行う予定だ。
富士光は江蘇省蘇州に工場を構えており、07年１月の売上高は700万人民元（約１億円）だったが、６月には2,600万人民元まで跳ね上がり、上半期の売上高は約１億人民元で黒字転換に成功した。下半期の単月売上高は3,500万元で、通年でも黒字となる見込みだ。中国の株式市場への上場も計画している。
