ニュース 食品 作成日:2012年3月21日_記事番号:T00036077
財政部は昨年末、物価対策として、「乳幼児用粉乳(粉ミルク)」の関税を臨時に通常の5%から2.5%に引き下げたが、小売価格は値下がりするどころか、反対に値上げが行われていることが分かった。21日付蘋果日報が伝えた。
粉ミルクの場合、関税の臨時引き下げ後も、メーカーが一時的にセールで値引き販売を行っただけで、実際には値下げに応じていない。特にアボット(亜培)は先月、幼児用粉ミルク「ブライトチョイス(経典)」シリーズで価格(乳児用など)を699台湾元から729元(約2,000円)に値上げした上、重量を900グラムから850グラムに削減した。その結果、実質的に10%の値上げとなった。同社は「包装や配合の変更で、コストが増加したため、値上げした」と説明した。
このほか、佳格食品(クエーカー)も幼児用粉ミルク「特選シリーズ」を来月から4~6%値上げする予定だ。
中華民国消費者文教基金会の謝天仁董事は「政府の関税引き下げは善意だが、メーカーは国難でもうけようとしているのか」と批判し、メーカーの値上げ理由を調べるよう政府に呼び掛けた。
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