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「腹上死」で浮気発覚、愛人女性に賠償命令


ニュース 社会 作成日:2012年3月22日_記事番号:T00036090

「腹上死」で浮気発覚、愛人女性に賠償命令

 50代の男性、張さんは昨年6月、同じく50代の浮気相手、涂さんと高雄市のモーテルを訪れた後、急性心筋梗塞で倒れ急死した。事件によって夫の浮気を知った張さんの妻は、精神的苦痛を受けたとして涂さんに100万台湾元の慰謝料を求める訴訟を起こし、台湾高等法院高雄分院はこのほど、涂さんに3カ月の実刑判決(罰金9万元で実刑免除)を言い渡した。また、張さんの妻に35万元の慰謝料を支払うよう命じた。

 実は、張さんと涂さんとの関係は一度や二度ではなく、10年前以上前から続いており、過去に張さんの妻によって現場を取り押さえられたこともあったという。それでも懲りずに交際を続けてきたのだから、2人ともかなり図太い神経の持ち主だ。

 裁判では、張さんの妻の慰謝料請求に対し、涂さんはモーテルで性的な行為は何もなかったと主張。さらに「張さんは『妻とは離婚する』と言っていた。以前にばれた時も、張さんが公務員だから問題を大きくしたくないといって奥さんは黙認した。それを今さら訴えるのはおかしい」と反論した。

 しかし、以前の浮気と今回の事件は別物であると判断され、最終的に妻の慰謝料請求が認められた。ただし、涂さんが無職で財産もないため35万元の慰謝料にとどまったということだ。

 張さんは長年妻をだまして自分だけがいい思いをして、あの世へ行ってしまったのだからたちが悪い。かといって死人に謝罪させることもできないので、少しでもお金が入っただけましなのかもしれない。