ニュース 農林水産 作成日:2012年3月22日_記事番号:T00036095
桃園県の廃棄物処理業者、昶昕実業(アミア)が銅含有廃液のリサイクル処理で製造した硫酸銅が間接的に養豚、養鶏用の飼料メーカーに出回っていた疑いが強まった。行政院環境保護署(環保署)と警察、検察は19日、同社グループ企業の処理工場7カ所など関係先12カ所を一斉に家宅捜索し、製品や半製品4,000トンを押収した。22日付自由時報が伝えた。

昶昕実業の責任者兄弟は事情聴取を受けた後、それぞれ50万台湾元(約140万円)、20万元で保釈された(21日=中央社)
環保署の陳咸亨・督察総隊長は「昶昕実業は、有害産業廃棄物処理の免許を保有しているが、委託された処理物を適切に処理せず、還元処理した硫酸銅が飼料メーカーに売却されていた疑いがあるほか、違法投棄されていた疑いもある」と述べた。
問題の硫酸銅は、取引先6社に出荷され、そのうち1社から中美嘉吉、福懋油酯など飼料メーカー4社に流通していたとされる。
今回の摘発は、同社の元従業員が「硫酸銅が飼料用に流出している」と環保署に告発したことがきっかけだった。
行政院農業委員会(農委会)の陳保基主任委員は、事実関係を認めた上で、「捜査中の案件だ」として、詳細の説明を避けた。
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