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米韓FTA発効、GDP0.04ポイント低下も【表】


ニュース その他分野 作成日:2012年3月22日_記事番号:T00036096

米韓FTA発効、GDP0.04ポイント低下も【表】

  林聖忠経済部次長は21日、米韓自由貿易協定(FTA)が発効したことで、台湾のGDP(域内総生産)伸び率が0.04ポイント押し下げられるとの試算を明らかにした。韓国は逆にGDP伸び率の0.42ポイント上昇が見込まれ、台湾は韓国との輸出競争で劣勢が明らかになることが懸念される。22日付経済日報が報じた。

 林次長は、米韓FTA発効で、強い影響を受ける産業品目は1,121項目、33億6,800万米ドル相当で、対米輸出の9.78%を占めると指摘した。また、対抗策として、米国や新興市場との貿易強化や、米台FTAおよび環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)推進に有利な有利な条件をつくりだすこと、海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)の後続交渉加速などを挙げた。

 馬英九総統は、韓国に遅れをとることはできないと強調。ただし、既に欧州連合(EU)や東南アジア諸国連合(ASEAN)などとFTAを締結している韓国は、今後中国や日本ともFTAを締結するとみられ、そうなった場合、ECFCのメリットも失われると危機感をにじませた。