ニュース 医薬 作成日:2012年3月22日_記事番号:T00036101
台湾のバイオテクノロジー産業の育成を目指す「台湾生技整合育成中心」(スプラ・インテグレーション・アンド・インキュベーション・センター、Si2C)は、ベンチャー企業への支援財源となる10億台湾元規模(約28億円)のシードファンドの創設を目指しているが、政府、民間の出資が全く得られず、ファンド創設にめどが立たない状況が続いている。22日付経済日報が伝えた。
出資を確保できないのは、民間資本から見た場合、すぐに投資を回収できる見込みがないこと、政府の場合は、関係官庁が適当な予算項目を見つけられないことが原因だ。さらに、行政院国家発展基金(国発基金)による出資も条件が厳しく困難な状況だという。
Si2Cの蘇懐仁首席顧問は、現状打開を目指すため、「案件ごとに小額投資者を募り、日本、シンガポール、韓国などと戦略提携を図りたい」と述べた。
蘇顧問によれば、Si2Cは肝臓がん、遺伝子変異性の肺がん、肺結核、糖尿病、脳血管疾患などの分野で有望な医薬品開発案件が10件ほどあり、投資先として有望視されるという。
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