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日亜化学、台湾で初の技術シンポジウム


ニュース 電子 作成日:2012年3月22日_記事番号:T00036113

日亜化学、台湾で初の技術シンポジウム

 発光ダイオード(LED)世界最大手の日亜化学工業はこのほど、同社としては台湾で初めてとなる技術シンポジウムを開催し、鴻海科技集団(フォックスコン)、台湾積体電路製造(TSMC)、中国電器(チャイナ・エレクトリック)などから100人以上が参加した。台湾日亜化学の庄野征夫董事長は、「LED照明市場が発展する中、当社は顧客との競合を避け、川下の照明製品には進出しない」と強調。今後は毎年1〜2回台湾でシンポジウムを開催して、顧客との関係を強化する方針を示した。22日付電子時報が報じた。

 日亜化学はまた、これまで同社製品は高価格で知られてきたが、LED電球に応用される0.6〜1.3ワット(W)NF757製品の価格性能比は大幅に向上していると指摘。台湾メーカーの製品よりも依然高価格ながら、信頼性と世界において特許上の懸念がないことから、LED照明顧客の信用を得るには十分だと強調した。

 その上で現在、LED照明市場の成長は日本および米国が比較的速いが、中国市場も今後驚異的な成長を遂げると予測され、台湾はLED産業の重要拠点になるとの見方を示した。