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作成日：2007年11月8日_記事番号：T00003612
張俊宏氏、総統選出馬を突然表明
かつて民進党美麗島系の代表人物として活躍し、海峡交流基金会の副董事長などを務めた張俊宏氏が７日、総統選への出馬を突然表明し、その意図をめぐり憶測を呼んでいる。
張氏は宏仁集団の王文洋総裁の新書発表会に出席した際、総統選出馬を表明し、理由については、「台湾に絶望し、総統職を廃止するためだ」などと述べた。
張氏は最近、政界から遠ざかっており、先月25日には交際相手の女性と共謀し全民電通などの会社資金約５億8,000万台湾元（約20億円）を着服したとして、１審で懲役11年の有罪判決を受け、上訴したばかり。張氏は判決を受けた後、金門島に戸籍を移す不可解な行動を取り、捜査当局は逃亡の恐れがあるとして、動向を注目していた。こうした中の出馬表明だけにその真意をいぶかる声が上がっている。
